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瀬尾 和紀 フルーティスト

エネルギッシュでありながらも無理がなく、スタイリッシュで優雅な光を放っている。
(アメリカン・レコード・ガイド)

瀬尾和紀の持つ無限のテクニックとダイナミックは、機知に富んだ如何なる生彩さや情熱ささえも浮き彫りにさせることを可能とした。(フランス・フルート協会誌)

 世界中に多数いるフルーティストの中でも、この類まれなる超絶技巧を駆使し多彩な音楽性を持つことで一際注目を集める瀬尾和紀は、その活動内容からも非常に稀有なフルーティストの一人といえるだろう。

 福岡県北九州市出身。10歳の頃より父親の手ほどきを受けてフルートを始め、後に故高橋安治氏に師事する。1991年、17歳の時に渡仏してからはレイモン・ギオー、クルト・レーデル、パトリック・ガロワ、ブノワ・フロマンジェ等の諸氏に師事し、1995年にはパリ国立高等音楽院に首席で故アラン・マリオン氏のクラスに入学する。1998年にはフルート科を審査員満場一致の一等賞(プルミエ・プリ)を得て首席で卒業。また大学院課程に在籍中はオーボエのモーリス・ブルグ、ピアノのクリスチャン・イヴァルディ、ヴァイオリンのアミ・フラメールといった他の器楽奏者の下で研鑚を積んでおり、この間、「ニールセン国際音楽コンクール」、「ジャン=ピエール・ランパル国際フルート・コンクール」、「ジャン・フランセ国際音楽コンクール」、「ジュネーヴ国際音楽コンクール」などで立て続けに受賞したのを機にソリストとして世界各地にて活動を始める。日本では1999年に東京都交響楽団とイベールのフルート協奏曲を共演してデビュー以来、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー管弦楽団、読売日本交響楽団、札幌交響楽団、九州交響楽団、広島交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団など各地のオーケストラからソリストとして招かれ共演を重ねている。

 2005年、フランスの≪プロ・ムジチス協会≫が主催する国際コンクールに優勝して以来、同協会のアーティストとしてパリ(サル・コルトー)、ニューヨーク(カーネギー・ワイル・ホール)、東京(浜離宮朝日ホール)、ボストンなどでリサイタルを行い、同時に並行してアウトリーチ(芸術文化普及活動)も行っている。現在は日本をはじめヨーロッパ諸国やアメリカ、カナダ、チリ、また中国、台湾、韓国などのアジアでもコンサート活動やマスタークラスを行い、またフィンランドのクフモ室内楽音楽祭をはじめフランス国営放送局モンペリエ音楽祭、済州島音楽祭、北九州国際音楽祭や世界各地のフルート・コンヴェンション、並びに国際コンクールの審査員としても招かれている。

 CD録音も積極的に行っており、2001年にNAXOSレーベルからハンガリーのニコラウス・エステルハージ・シンフォニアと共演した≪ホフマン/フルート協奏曲集≫(世界初録音)がワールドリリースされCDデビューを果す。その後もエラート・レーベルより≪~シランクス~フランス・フルート近代作品集≫(2001年)、ワーナー・ミュージック・ジャパンよりパトリック・ガロワ指揮、シンフォニア・フィンランディア・ユヴァスキュラと共演した≪超絶技巧フルート協奏曲集≫(2004年)などがリリースされ、いずれも音楽関係誌上などで絶賛を博している。
 また自らも「レ・メネストレル」、「ヴィルトゥス・クラシックス」の2つのCDレーベルを立ち上げ、20世紀ピアノの巨匠ヴァルター・ギーゼキングが作曲した知られざる室内楽作品を発掘して録音するなど、フルートのレパートリーに留まらず独自のスタンスでプロデュースも手がけている。最近では、ピアニストの上野真氏(京都芸術大学准教授)とのコラボレーションによる≪モシェレス:フルートとピアノのための作品集≫が2014年12月に、≪ツェルニー:フルートとピアノのための作品集≫が2015年春にそれぞれNAXOSよりワールド・リリース予定。

 近年は編曲者としても様々なレパートリーに盛んに取り組み、2011年に名古屋・三井住友海上しらかわホールで行ったプロジェクトではベートーヴェンの「英雄」を6人で、またマーラーの交響曲第9番を12人の演奏者によるオリジナル編曲版として仕立て上げ、その斬新な編曲と企画、演奏に音楽界の話題を呼んだ。
 また後進の育成活動にも熱心に取り組み、2009年夏より毎年行われている秋吉台ミュージック・アカデミー(山口県)では音楽監督を務めている。

 1999年京都芸術祭賞、2000年北九州市民文化賞、2004年福岡県文化賞をそれぞれ受賞。

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